年金制度の問題、本格化する高齢化社会を前に年金による老後の保障には不安を感じざるを得ません。年金受給者数が年金支払者数を間もなく超え、物価の上昇とともにゆとりある老後に必要な生活費確保を考えると「私的年金」としての備えが必要となります。
公的年金はいくらもらえるの?
財務相の家計調査によると「世帯主60才以上の世帯で月間の支出金額」は、約28万円となっています。生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、ゆとりある老後生活に必要な金額(希望額)は、38万円となっています。 このことから将来の安定した生活確保のために確実な対策が必要となります。
会社員独身の場合(40年間厚生年金加入の場合)
平均月収 | 30万円 | 40万円 | 50万円 |
給付額 | 約125,400円 | 約149,600円 | 約173,900円 |
会社員、妻が専業主婦の場合(40年間厚生年金加入の場合)
平均月収 | 30万円 | 40万円 | 50万円 |
給付額 | 約151,900円 | 約176,100円 | 約200,300円 |
老後の月々の生活費(60歳夫婦2人の場合)
費用 | 金額 |
食費 | 69,370円 |
住居費 | 18,364円 |
水道光熱費 | 22,159円 |
家具・家電費用 | 11,302円 |
被服費用 | 10,021円 |
保健医療費用 | 14,427円 |
交通・通信費 | 35,750円 |
教育費 | 1,210円 |
教養娯楽費 | 31,408円 |
その他消費支出代 | 71,622円 |
合計 | 285,633円 |
総務省(家計調査)より
1年間では・・・ | 285,633円(月額)×12ヶ月(1年)=3,427,596円(年額) |
25年間では・・・ | 3,427,596円×25年=85,689,900円 |
(60歳~85歳までの25年間を老後と仮定した場合)
25年間合計=85,689,900円が必要!
さらに、旅行や趣味など、ゆとりある老後生活を25年間過ごす場合
1年間では・・・ | 382,500円(月額)×12ヶ月(1年)=4,590,000円(年額) |
25年間では・・・ | 4,590,000円×25年=114,750,000円 |
老後の資金は足りてますか?